しろくまコラム SHIROKUMA COLUMN
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コラム
外壁のクリヤ塗装が眩しい?原因と対策を徹底解説
朝、家の前に立ったとき「なんだか外壁がピカピカしすぎて眩しいな…」
そう感じたことはありませんか?
新築のように輝く外壁は一見美しく見えますが、光の当たり方によっては強く反射し、まるで鏡のように眩しく感じることがあります。
特にクリヤ塗装(透明塗装)を施した外壁では、光沢感が増すほど、太陽光を反射して目に刺激を与えることがあります。
この“まぶしさ問題”は、見た目の印象だけでなく、ご近所の方が不快に感じたり、周囲の景観を損ねてしまう場合もあるため、
意外と深刻なトラブルにつながることもあります。
では、なぜクリヤ塗装はそんなに眩しく見えるのか?
そして、どのようにすれば「ツヤ感を保ちながら眩しさを抑える」ことができるのか?
この記事では、外壁クリヤ塗装の“まぶしさの正体”と、実際に行える効果的な対策を、専門的な視点からわかりやすく解説していきます。
目次
外壁クリヤ塗装が眩しいと感じる原因
まず理解しておきたいのは、「眩しさ」は単なる見た目の問題ではなく、塗料の性質と太陽光の反射が関係しているという点です。
光沢のある塗料が太陽光を強く反射する
クリヤ塗装(透明塗装)は、既存の外壁デザインをそのまま活かしつつ、表面に透明の保護膜をつくる塗装方法です。
この塗膜が滑らかであるほど、光の反射が強くなり、ツヤが出ます。
特に「ツヤあり塗料」と呼ばれるタイプは、新築時のような輝きを再現できる反面、太陽光を鏡のように反射してしまうため、正面から光が当たると非常に眩しく感じます。
これは、塗膜の“平滑性(なめらかさ)”が高いほど反射角が一定になるためです。
平らな鏡面のような塗膜は光を集中的に反射し、周囲にギラついた印象を与えてしまうのです。
立地や日照条件による影響
眩しさは塗料の特性だけでなく、「環境」にも左右されます。
例えば以下のような条件では、より強い反射が起きやすくなります。
- 南向きで日当たりが良い外壁
- 白や淡い色系統の外壁(反射率が高い)
- 建物の周囲に遮るものが少ない場所
また、積雪地域では、雪面が太陽光を反射して二重に光が当たるため、
冬季になると一層眩しく感じられることもあります。
眩しさを軽減するための塗装による対策
クリヤ塗装の眩しさは、塗料の選び方や塗り方で大きく変わります。
ツヤを抑える、もしくは光の反射をコントロールすることで、落ち着いた外観に仕上げることができます。
ツヤ消しクリヤ塗料で自然な仕上がりに
最も一般的な方法は、「ツヤ消しクリヤ塗料」を塗ることです。
通常のクリヤ塗料と異なり、表面に微細な凹凸がつくように設計されており、
光を拡散させることで反射を和らげます。
ツヤを完全に消す「ツヤ消しタイプ」から、適度な上品さを残す「3分ツヤ」「5分ツヤ」など、光沢の度合いを細かく選ぶことが可能です。
ただし、ツヤを抑えるほど塗膜の強度や汚れにくさが低下する傾向があるため、見た目の美しさと耐久性のバランスを考慮して選ぶことが大切です。
遮熱クリヤ塗料を活用して反射をコントロール
最近では、眩しさを軽減しながら熱を抑える「遮熱クリヤ塗料」も注目されています。
遮熱塗料には光を反射して熱の吸収を防ぐ成分(セラミック粒子など)が含まれており、太陽光の眩しさを軽減しつつ、室温の上昇も防ぐ効果があります。
夏場の室内温度を2〜3℃程度下げる効果も期待できるため、「見た目+快適性+省エネ」を兼ね備えた選択肢といえるでしょう。
物理的な方法でまぶしさを軽減する
塗料以外にも、太陽光が外壁に直接当たるのを防ぐことで、反射による眩しさを軽減する方法があります。
植栽で自然のフィルターをつくる
外壁の前に木や植木を配置するだけでも、
日差しを柔らかく遮る「自然のブラインド」になります。
緑が加わることで景観も落ち着き、建物の印象がより温かくなります。
ただし、植栽は定期的な剪定が必要です。
葉が多すぎると湿気がこもり、外壁の劣化を早める場合もあるため、
日差しの角度を考えながら配置するのがポイントです。
オーニングやルーバーで光の角度を調整
外壁の一部にオーニング(日よけ)やルーバー(羽板)を設置することで、太陽光の当たる角度を変え、反射を抑えることができます。
ルーバーはデザイン性が高く、光を適度に取り込みつつ、直接の照り返しを防げるため、最近では住宅だけでなく店舗やオフィスにも採用されています。
眩しさを感じたら、業者に相談を
もしすでにクリヤ塗装が完了しており、「光沢が強すぎて落ち着かない」「隣家から苦情があった」
といった場合は、専門の塗装業者に相談するのが最も確実です。
経験豊富な業者であれば、
・ツヤを抑える再塗装(ツヤ消し仕上げ)
・遮熱クリヤ塗料への塗り替え
・一部のみの塗膜調整
など、現場に合わせた最適な提案が可能です。
また、再塗装の際には「光の反射テスト」や「仕上がりサンプル」を確認できる業者を選ぶと、完成後の“イメージ違い”を防げます。
塗装前にできる事前対策
眩しさを防ぐ最も効果的な方法は、塗装前の段階でツヤを選ぶことです。
実際、クリヤ塗料にはツヤのレベルが複数あり、仕上がりの印象が大きく異なります。
| ツヤの種類 | 光沢の強さ | 特徴 |
|---|---|---|
| ツヤあり | ★★★★★ | 新築のような光沢、反射が強い |
| 7分ツヤ | ★★★★☆ | 適度なツヤ感で人気のバランス型 |
| 5分ツヤ | ★★★☆☆ | 自然で上品な仕上がり |
| 3分ツヤ | ★★☆☆☆ | マット調で落ち着いた印象 |
| ツヤ消し | ★☆☆☆☆ | 反射が少なく、景観重視向き |
外壁のデザインや色味、周囲の明るさに合わせて、あらかじめツヤの度合いを調整しておくことで、仕上がりの眩しさを未然に防ぐことができます。
注意点:ツヤを抑えるときに知っておきたいこと
眩しさを抑えることは大切ですが、ツヤを減らすほど「耐久性」や「防汚性」に影響することもあります。
ツヤあり塗料は表面が滑らかで、雨水が汚れを流しやすいため、汚れがつきにくく、塗膜も長持ちします。
一方、ツヤを消す加工をすると微細な凹凸が増え、そこに汚れが溜まりやすくなる傾向があります。
したがって、ツヤ消しにする際は、「ややツヤを残した中間タイプ(5分ツヤなど)」を選ぶことで、眩しさと耐久性のバランスを取るのが賢明です。
また、景観への配慮も忘れてはいけません。
強い反射は隣家の窓や車のフロントガラスに映り込み、トラブルになるケースもあります。
「自宅の美観」だけでなく、「地域全体の調和」を意識することが大切です。
まとめ
クリヤ塗装のツヤは、美しさと耐久性を両立させる重要な要素です。
しかしその一方で、光の反射を強めて“まぶしさ”を感じさせることもあります。
ツヤを抑える、遮熱塗料を使う、植栽や日よけを工夫するなど、小さな対策で外観の印象は大きく変わります。
弊社では、長野など日照・積雪の影響が強い地域で、ツヤと景観のバランスを考えた塗装提案を行っています。
実際の仕上がりイメージをシミュレーションしながら、お客様の「理想の光沢度」を一緒に見つけることができます。
外壁の眩しさが気になったら、一度立ち止まって“光と住まいの関係”を見直してみてください。
ツヤを活かしながら、穏やかで上質な外観を手に入れることは十分可能です。



















