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コラム
【2025年版】須坂市の外壁塗装費用の相場ガイド|節約術まで解説

「家を建てて10年以上が過ぎ、外壁の色あせが目立つ」「触ると白い粉が手につく」「コーキングに細かな亀裂が入っている」こうしたサインに気づきながらも、“結局いくら掛かるのか分からない”という理由で先送りしている方は多いのではないでしょうか。
須坂市は千曲川の湿潤な空気と内陸特有の寒暖差が同居するエリア。
夏は強い紫外線、冬は氷点下まで冷え込むため、外壁の劣化スピードが想像以上に早いのが実情です。
本記事では、須坂市の戸建て(延べ床30〜60坪)を中心に、最新相場・費用を左右する要因・ムダを省く具体的な手順を、専門用語を極力減らして解説します。
読み終える頃には「わが家はおよそ○○万円」というリアルな金額感と、最適な依頼方法がクリアに描けるはずです。
目次
須坂市における坪数別・外壁塗装“ざっくり相場”を把握する
外壁塗装の総額は「家の大きさ」「外壁の凹凸」「付帯部(破風・雨樋など)の量」で変動しますが、須坂市で最も多い木造二階建てを基準にすると以下が目安です。
延べ床面積 | 外壁のみ(税別) | 外壁+屋根(税別) | 想定外壁面積 |
---|---|---|---|
30坪 | 60万〜90万円 | 75万〜115万円 | 約130㎡ |
40坪 | 60万〜120万円 | 85万〜145万円 | 約170㎡ |
45坪 | 105万〜135万円 | 125万〜165万円 | 約190㎡ |
50坪 | 100万〜160万円 | 120万〜185万円 | 約210㎡ |
60坪 | 120万〜200万円 | 145万〜225万円 | 約250㎡ |
読み解きポイント
・同じ坪数でも屋根形状、バルコニーの有無、外壁材の凹凸で±10〜20万円変動します。
・冬季(12〜2月)は加温養生や乾燥時間延長が必要になり、見積額が+5〜7%上振れする場合があります。
費用を大きく左右する5つの要因
1. 使用塗料のグレードが総額の半分を決める
外壁塗装費の約50%前後を占めるのが塗料代と塗布手間です。
ウレタン→シリコン→ラジカル制御型→フッ素→無機ハイブリッドという順に単価も耐用年数も上がります。
たとえば30坪住宅でシリコンからフッ素へ切替えると、材料+手間で20〜30万円上乗せになりますが、期待耐用年数が10年から15年へと伸びるため、トータルコストはむしろ下がる可能性が高いのです。
さらに遮熱機能や低汚染機能が付くと夏場の冷房費削減や美観維持にも寄与するため、初期投資と長期ランニングコストをセットで比較する視点が欠かせません。
2. 外壁の劣化度合い下地処理が深いほど費用アップ
須坂市は昼夜の気温差と冬季の凍結が大きく、幅0.3mmを超える“構造クラック”が発生しやすい地域です。
Uカット+樹脂充填で1mあたり1,800円前後、凍害で膨れたサイディングは1㎡あたり1.5万円前後で部分張り替えが必要になります。
逆に言えば、早期塗り替えで補修量を抑えることが最大の節約です。
3. 足場・高圧洗浄など準備工程の固定費
足場は安全基準を満たす必要があるため値切りにくい費用です。
30坪でも600㎡前後の足場が必要で、飛散防止メッシュを含めて15〜18万円が相場。
高圧洗浄は㎡単価180〜250円、北面の苔を薬剤で根から落とす“バイオ洗浄”は+5,000〜10,000円。
これらは面積が増えるほど比例的に伸びるため、屋根と同時施工で“足場を1回で共有”するのがコスパ面で有利になります。
4. シーリング工事と付帯部塗装の範囲
窓まわりや縦目地のシーリングが硬化・亀裂している場合、古いシールを撤去して打ち直す“打ち替え”が耐久面で必須。
30坪の戸建てで10〜20万円が目安です。
また破風・雨樋・軒天など付帯部の塗装範囲を広げると5〜15万円変動しますが、外壁色とトーンを合わせることで新築同様の統一感が出るため、トータル満足度は高まります。
5. 業者の経費構造と保証年数
同じ仕様でも会社によって10〜20万円の差が出るのは、自社職人か外注か、現場管理者を専任で置くか、保証を5年にするか10年にするかなど経費構造が異なるからです。
保証が長い業者は無償補修リスクを見込んで単価がやや高めですが、保証範囲が「剥離のみ」か「色あせまで」かに注目し、価格とサービスを天秤にかけることが重要です。
塗料別コスト&性能比較表
塗料種類 | 期待耐用年数 | ㎡単価目安 | 特長 | 弱点 |
---|---|---|---|---|
ウレタン | 8〜10年 | 1,500〜1,900円 | 密着性が良く木部に◎ | 汚れやすく寿命短い |
シリコン | 10〜12年 | 2,000〜2,200円 | コスパ良好 | 溶剤型は匂い強い |
ラジカル制御 | 12〜15年 | 2,200〜2,600円 | チョーキング抑制 | 製品差が大きい |
フッ素 | 15〜18年 | 2,800〜3,400円 | 紫外線・汚れに強い | 初期費用高め |
無機ハイブリッド | 18〜22年 | 3,500〜4,500円 | 最長クラス耐久 | 硬い塗膜で割れに弱い |
なぜ単価が重複する?
同じ“シリコン”でもメーカーや遮熱機能の有無で価格が変わるため帯が重なります。見積比較では必ずメーカー名・製品名・塗布回数をそろえることがポイントです。
費用圧縮と長期満足を両立させる4つの方法
相見積もりと比較シートで“諸経費一式”を可視化
最低3社に同一条件で見積りを依頼し、「数量×単価」をExcelやノートに並べるだけで不透明な上乗せが浮き彫りになります。質問への回答スピードと論理性は、工事後のアフター対応力を測るバロメーターにもなります。
火災保険・共済で風災補償を活用
台風や突風、落雪で外壁が破損した場合、火災保険の“事故の復旧”で塗装費の一部を補填できるケースがある場合も。
工事前に被害写真を撮影し、保険会社へ提出することで自己負担を大幅に減らせる可能性があるため、必ず契約内容を確認しましょう。
リフォームローンで高耐久塗料で再塗装回数を減らす
無担保リフォームローンは年1.5〜2.5%台が主流。100万円を5年均等返済にしても月々約17,000円。
短寿命塗料を10年ごとに塗り替えるより、初回からフッ素や無機を選び、足場を2回掛けなくて済む方が長期では安くなるケースが多々あります。
外壁と屋根の同時施工で足場を一度で共有
足場費は15万円前後と大きな固定費。
築15年以上で屋根の色あせが見え始めたら、外壁と屋根を遮熱シリコンなどで同時に塗装し、足場の重複を避けるのが最も確実なコストダウン策です。
築18年・延べ床35坪をラジカルシリコンで塗装した実例
工事項目 | 数量 | 単価 | 金額 | 補足 |
---|---|---|---|---|
足場組立解体 | 380㎡ | 900円 | 34.2万円 | 強風養生メッシュ含む |
高圧+バイオ洗浄 | 190㎡ | 260円 | 4.9万円 | 北面苔根除去 |
シーリング打替え | 260m | 900円 | 23.4万円 | 変成シリコン |
クラックUカット | 12m | 1,800円 | 2.2万円 | 深さ10mm処理 |
ラジカルシリコン3回 | 190㎡ | 3,000円 | 57.0万円 | メーカー12年保証 |
付帯部塗装 | 一式 | — | 9.4万円 | 破風・雨樋 |
総額(税別) | — | — | 130.1万円 | 保証10年 |
節約ポイント
・屋根遮熱シリコンを同時施工し、足場再設置を回避(約15万円節約)。
・クラック補修を塗装時にまとめ、凍害進行を食い止めたことで将来の張り替え費を回避。
色選びと機能性塗料で“10年後の満足度”を最大化
須坂の街並みに映える配色バランスと遮熱・低汚染機能
須坂市は蔵造りの町家やモダン住宅が混在するエリア。外壁色を選ぶ際は、周辺の瓦・植栽のトーンを拾ったベージュやグレイッシュカラーを基調にすると、汚れ・色あせが目立ちにくく、景観にも調和します。
濃いブラウンやブラックで重厚感を出す場合は、夏場の表面温度上昇を抑える遮熱顔料入り塗料を選択すると、室内温度が3〜5℃下がり、冷房費を約5%削減できたというデータもあります。
色見本は必ずA4以上の塗り板で晴天・曇天・朝夕の自然光を確認し、屋根やサッシとのコントラストを俯瞰でチェックしましょう。
適正価格と長期視点で後悔ゼロの外壁塗装を
・相場基準:須坂市の外壁塗装は80〜130万円がボリュームゾーン。30坪=60〜90万円、50坪=100〜160万円。
・コストを動かす5要素:①塗料グレード ②下地補修 ③足場&洗浄 ④シーリング&付帯部 ⑤業者保証。
・節約の鍵:相見積もりで諸経費を可視化/火災保険・ローン活用/外壁+屋根同時施工で足場共有。
・色と機能:景観に溶け込むアースカラー+遮熱・低汚染塗料で10年後の満足度アップ。
この記事を手がかりに、まずは実績ある地元3社へ現地調査を依頼し、見積もりと保証内容を横並びで比較してみてください。
数字が見えると不安は具体的な行動計画へ変わり、信州須坂の四季に映える新しい外壁が家族の暮らしを守り続ける未来が一歩近づくはずです。