長野県長野市石渡｜しろくまペイントの施工事例をご紹介します。

長野市石渡で、金属屋根とモルタル外壁の塗装を行いました。

お取引先からご紹介いただき、長野市石渡にて屋根と外壁等の塗装工事を行いました。
使われている屋根材は金属、外壁材はモルタルになります。

施工前の状態

屋根の状態は、部分的な塗膜の剥離とサビの発生がありました。
外壁の方は塗膜の劣化が出てきたときに起こる “チョーキング” と呼ばれる塗膜が粉化する症状
（外壁を触った際、手に白い粉が付着）と、ひび割れが確認できました。

外壁のひび “ヘアクラック” と “構造クラック”

外壁のひび割れにも実は種類があります。
“ヘアクラック” と “構造クラック” です。

〇ヘアクラック〇

その名の通り、髪の毛のように細いひび割れ。
ヘアクラックは主に、モルタルやコンクリートといった水を使った工法で起こりやすく、
乾燥する過程で水分が収縮するときに起こります。
また表面の塗膜が劣化し、モルタル下地等の収縮に耐えられなくなって起こる場合もあります。

〇構造クラック〇

髪の毛くらいの細さのひび割れのため、塗装で改善できるヘアクラックと比べ、
ひびの深さと幅、共にヘアクラックよりも広く・深いため、
塗装での改善が難しくなるのが、構造クラック。
そのため、構造クラックはヘアクラックの処理と違った処理をしなければなりません。

今回ご依頼いただいたお客様のご自宅の外壁のひびは、幸いなことにヘアクラックでしたので
塗装にて改善しました！
ただ、普通に塗装をするだけではひび割れ箇所に十分な塗膜をつけることが出来ないため、
下塗りの段階で定められた塗布量の最大値の下塗り材を塗り、
上塗り材が十分に塗布できるようにしました。

使用した塗料と施工方法

使用した下塗り材は、事例ではお馴染みのメーカー、アステックペイントの
『エピテックフィラーＡＥ』です。
下塗り材の塗布量ですが、使う道具によって塗布量が定められています。

①多孔質ローラー…0.8～1.0㎏/㎡　１回塗り
②ジュラクガン…0.6～1.0㎏/㎡　１回塗り
③ウールローラー…0.3～0.5㎏　１回塗り

使われるケースが一番多いのは③ですが、塗布量が少ないため今回のように
厚膜で塗膜を作るには適していません。
その為、今回は①の多孔質ローラーにて下塗りをしました。
③よりも２倍以上の塗布量になるので、もちろん塗料を多く使いますが、
厚膜を作るうえでは
一番適した施工方法です💡
下塗りの確実性で、仕上がりもそうですが建物を長く保護できるかも変わります。
規定量以下や決められた希釈率以上で塗装すると、下塗りの効果は低下します。
そこに仕上げの塗装をしても、数年で剥がれることでしょう。
逆に、中塗りや上塗りで手抜きをすると、耐候年数より早い段階で
色褪せやチョーキングが起こりやすいです。

今回、屋根がフッ素、外壁がシリコン と、使われている塗料のグレードが異なります。
（フッ素塗料の方が耐用年数が長く、グレードが高いです）
理想はそれぞれ同じグレードであること。
そうすると、次回の塗り替えの際同時期に塗装ができるのですが、予算の関係などで
そのあたりは変わってくるケースも多いです。
その時は、屋根のグレードを上げるようにしてください。
屋根の方が、外壁に比べて紫外線や雨水の当たる量が多い為、その分劣化するスピードも
外壁より早くなります。
だからこそ、屋根の方が建物を保護するうえでは重要です。

屋根・外壁以外にも、雨樋や破風板・水切りといった付帯部と呼ばれる箇所も塗装しますが、
屋根や外壁のグレードが高いのに付帯部とだけグレードの低い塗料が
使われているケースもあります。
確かに施工費用は高くなってしまうのですが、屋根や外壁と同じように
長期間保護する目的であれば、同じグレードか或いはそれより上のグレードで塗装すべきだと思います。
結局、付帯部の塗装を行う際にも仮設足場が必要になってまいりますので、
同様に足場が必要となる屋根・外壁と同じタイミングで塗装を行った方が、
次回以降の施工費が抑えられるということですね💡

出てきた見積の金額のみで決めるだけでなく、施工内容や塗料も精査し、
トータルの判断で決めるのが望ましいですね👓

左：屋根施工前　　　右：屋根施工後

屋根・外壁ともに塗装完了です！

施工前の屋根にはサビや塗膜剥離が起きておりましたが、
今回屋根に使用した塗料は、高耐候性という機能性ももち合わせているため、
劣化原因となる紫外線や雨等から守ってくれる保護といった役割が💡
ほか遮熱性の高い塗料でもあることから、特に日差しの強い夏場の酷暑となる時期には
室内の温度を抑える効果はもちろん、太陽光の熱を反射することによる
劣化の進みを抑える働きもあります☀

外壁に使用した塗料についても、遮熱性はもちろん高耐候性であるため、
今回劣化によるチョーキングが発生した外壁を保護する役割があったり、
汚れがつきにくいという面もあります。

今回の塗装による遮熱効果、そして塗装を行う上で最重要となる建物保護という観点からも、
快適にお過ごしいただければと思います。
この度は、しろくまペイントへご用命いただきましてありがとうございました！

ご自宅の外壁にチョーキングが発生している、ひび割れが確認できた といった際、
今すぐに修繕を行うべきなのか、といった点については、
ご自身での判断が難しいかと思います。
その際におすすめなのが、しろくまペイントにて無料で行っている、
『外壁・屋根診断』📝
外壁・屋根をはじめとするご自宅のことについては、お気軽に私共プロにお任せいただければ
と思います♩

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