須坂市米持｜しろくまペイントの施工事例をご紹介します。

須坂市にある戸建て住宅の外壁塗装を行いました

直接ご来店され、外壁の色褪せ・ひび割れについてご相談いただいておりました。

来店後に行った現地調査の結果では、外壁にひび割れが見られました。特に紫外線の影響を受けやすい場所ではコーキングの収縮も起こりやすいため、他の場所に比べてひび割れが顕著に起こっていました。換気口キャプからの汚れの付着や、コーキングとサッシ部分にもひび割れが見られました。

ベランダは床面が摩耗により劣化していました。

　　　　　　　　左：サッシ部分のひび割れ　　　　　　　　　　　　　右：コーキングのひび割れ

ALC外壁の塗装

外壁の素材はALCでした。ALCはコンクリートの中に気泡を入れて軽量化されたもので、コンクリートならではの耐火性能と断熱性能に優れるという特徴があります。軽量のため地震にも強く、厚みがあるので防音効果も期待できます。

気泡をたくさん含むため表面に細かい凹凸があり、またサイディングと比べても目地が多いので、ザラザラしている表面や目地に汚れが付きやすい素材です。

細かい気泡はスポンジ状になっており水分を含みやすく、水分を含むと脆くなってしまいます。目地が多い分、そこからの漏水リスクも高まります。ALCの素材自体に防水性能がないため、塗装によりしっかりと防水機能を付加することが、外壁だけでなく、家自体を長持ちさせるうえで最も重要になります。

塗装を行う前に、高圧洗浄で汚れを落とします。汚れが付着しやすい外壁なので、時間をかけてゆっくりと洗浄を行いました。

　　　　　　左：高圧洗浄の様子　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　右：ひび割れ補修後

日がよく当たる南側や西側の外壁、ひび割れを起こしている場所を中心に、下塗りを2回行いました。

塗料についてはお客様のお悩みと要望をお聞きしながら提案を行いました。

お客様より新築時の外壁と同じ色にしたいとご希望がありましたので、外壁材メーカーに問い合わせを行い、新築時とほぼ同じ色で塗装を行いました。

　　　　　　　左：下塗りの様子　　　　　　　　　　　　　　　　　　　右：中塗りの様子

使用したのは、アステックペイントの「プラチナECコート5000EX」です。伸縮する塗膜が建物のひび割れに追随し、建物への水の浸入を防ぐ「防水性」に優れた塗料で、劣化の最大の原因となる紫外線に強い「耐候性」などの機能もあります。

塗膜が伸縮する弾力性の高い塗料は、熱でも伸びやすく、熱が原因で外壁の塗膜が膨れてしまう熱膨れが起きやすくなるため、それを防ぐ「遮熱機能」のある塗料を選びました。

弾力性の高い塗料は養生をすると剥がす際に塗膜まで引っ張られて剥がれてしまう恐れがあります。そのため養生テープを重ね貼りし、塗る度に養生テープを処理する作業を繰り返しながら塗装を行いました。

ベランダ防水工事

ベランダの床面が摩耗しており、劣化がみられました。傷みは表面のみで防水層までは達していない状態だったので、表面のトップコートを塗り直して防水性を回復する補修を行いました。

　　　　　　　左：ベランダ　施工前　　　　　　　　　　　　　　　　　右：ベランダ　施工後

外壁やベランダの防水性を高める塗装は、梅雨の前や台風のシーズンが来る前にしておくと安心です。ベランダの劣化の進行具合は見た目だけでは判断できない場合もありますので、専門家による診断をおすすめします。ひび割れや色褪せなど気になる部分がありましたら、ぜひ「外壁・屋根の無料診断」をご活用ください。

この度は、しろくまペイントへのご用命、ありがとうございました！

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