建物の長寿命化ってどんなこと~安全安心まちづくり計画から長寿命化修繕計画へ~

最近良く聞くようになった、建物の長寿命化ってどんなこと?

■ 安全安心まちづくり計画から長寿命化修繕計画へ

みなさんこんにちは
しろくまペイントです。

本日は、長寿命化修繕計画についてです。

昭和40年代~の建設ラッシュで集中して建設された建物。
30年以上経過した物件は公共施設を含め約40%を占めています。

 ”長寿命化の基本は「よいものを作って長く使っていく」「壊れる前に適切に補修する」です。戸建て住宅にも取り入れてほしい考え方です”

以前は、物件を解体にて取り壊し建て替えることをしていましたが、それによって発生する ”建設廃墟物の処理の問題” や新築に建て替える余裕のない ”自治体の経済負担の問題” から、老朽化した建物を修繕によって再生させる方向へと動きが変化しています。

この総合的活動のことを建物の長寿命化と呼んでいます。

推進活動の内容は自治体ごとに多少変わってきますが、公共施設においては、建物を修繕すると共に新しくニーズのあった利用価値ある建築物に再生させることを目的します。

そのプロセスは一般的に構造・設備・仕上げの3つに分けて行われます。
長寿命化計画の方針で進めることにより実際かかる費用も、ビルを建て替える費用に比べ4割程度のコストダウンにつながります。

コストダウンの大きな理由は建て替えにかかる現場費用の削減です。
解体と撤去費用が必要なくなるだけでなく、全体の工事においても建て替えと比べ手間がかかりません。

また構造上不要な部分を撤去しながら工事を進めることで、地震の際に建物にかかる負担を軽減できます。

東京都の、とある市民ホールの工事関係資料の比較によって、築34年以上の市民ホールを建て替えるのに必要となる予算が23億円(解体費は別途)に対して、長寿命化修繕による工事費が15.8億円と新築の69%の費用で実施できることが分かりました。(近隣の市民センターの単価)

このホールは建物自体の老朽化と共に設備も非常に乏しいため、エンターテイメントとして上映や演じられる項目が限られてしまい、実際に起動していませんでした。

しかし、長寿命化修繕によって、コンピューター設備を導入し、市民のために使いやすい施設になるよう工夫が凝らされて、且つ新しい導線を設けることによって機能的で安全な施設に生まれ変わりました。
このように各自治体で、老朽化建築物を有効的に市民のニーズにあわせて改築する動きが盛んになっています。

この流れは一般のマンションや集合住宅にも反映されていくことでしょう。

関連記事

  1. 無理な工程での施工は大事故の原因となります

  2. 限られた予算で最高のリフォームをするための方法とは?

  3. 耐震性

    地震に強い木造住宅の条件とは!?

  4. 防災設備って何がある!?長野市のしろくまペイント

  5. 漆喰

    健康住宅に取り入れたい!自然素材でできた壁材を徹底解説!長野市のしろくまペイント

  6. 床下

    床下や小屋裏の湿気をなくす方法とは!?