コンクリートの性能を測る試験方法とは!?

コンクリートの性能を測る試験方法とは!?

■ コンクリートに試験方法はあるのでしょうか?

みなさんこんにちは
しろくまペイントです。

ところで、建物の一部や外構の設備にコンクリートを使うことってありますよね!
そのコンクリートって実は品質の試験があるんです。

コンクリートは打設後すぐに固まってしまうことから、やり直しが利かない代物です。
そのため、コンクリートの試験は主に固化する前の流動性有る状態、すなわち生コンクリートの試験が望ましいです。

試験は、主に、スランプ試験、空気量測定、塩化物イオン濃度試験、圧縮強度試験、の4つです。

1.スランプ試験

生コンクリートの流動性を調べる検査で、流動性が高い生コンクリートほど流しこみの際に空洞やジャンカが生じにくくなります。

生コンクリートは固化するまでに90分程度、試験は時間との勝負です。
まずスランプ台を設置し水準器を使って地面と平行に調節します。

スランプ試験は、このスランプ台の上で行います。
スランプコーンと呼ばれる台形の試験用の入れ物に生コンクリートを入れます。

突棒で指定回数突いた後スランプ台に入れ物をひっくり返して載せます。

まっすぐ上にスランプコーンを抜き取ると、コンクリートが露出、コンクリートが下がった距離でスランプ値を決定します。

一般にこのスランプ値が15cm~18cmの間が良しとされ施工に使用されます。

スランプ値が低いと、水分量が多いのでコンクリートの固化時にひび割れが生じやすくなります。
逆に高いと流動性が低いので、コンクリート打設時に空洞やジャンカが生じ問題になります。

2.空気量測定

空気量の多い、少ないを測定し生コンクリートの流動性と圧縮強度を判断します。
空気量が多いほど圧縮強度が低下します。

検査は、空気量測定器に生コンクリートを詰め、手動で圧力を加えていき、測定器に出た空気量の数値で判断します。

JIS A 5308規格では普通コンクリートでは空気量は4.5±1.5%が適正値です。

3.塩化物イオン濃度試験

コンクリート中に含まれる塩化物イオンの濃度を測定し、錆びの発生のしやすさ(発錆度)を検査します。
濃度が高いほど鉄筋が錆びやすくなります。

検査は、生コン塩分濃度計を生コンクリート内に挿入して測定します。

塩化物含有量は、0.3kg/㎡以下とすることが定められています。

4.圧縮強度試験

コンクリートが押しつぶされた時の強度を検査します。

試験は、テストピースに6個分の生コンクリートを採取し、28日間水中に漬けておき(材齢28日)ます。
28日経過後にコンクリート圧縮試験機にかけて、機械的に圧縮した時の強度を平均値で割り出します。

強度適正値はコンクリートの種類により決まります。

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しろくまくん
この記事はしろくまペイントが編集・監修しました。

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