見直される漆と柿渋

塗料の歴史

左がラスコーの壁画、右がアルタミラの遺跡(複製)

出典:ウィキペディアラスコー洞窟ウィキペディアアルタミラ洞窟

こんにちは、しろくまペイントです。
本日は柿渋や漆のことについて書かせていただきました。

塗装や塗料は時代によって進化してきました。
ここで塗装の歴史をお話ししたいと思います。
塗装の歴史は古く、古代からありました。

今のような建物を守る、母材を保護するといった目的で使われたわけでなく、ラスコーの壁画やアルタミラの遺跡に動物などを描くための手段として用いられていました。

かつては、狩猟を行う際に、狩りを成功させることを目的として描かれていたと言われてますが、今では新たな説も考えられ、動物が信仰の対象であったからではないかとも唱えられています。

そのころは、まだ塗料と言われるものとは違い、油に鉱物や赤さびなどを混ぜたものが使われていました。

漆が使われるように

漆は食器から国宝に指定される建築物にまで幅広く使われています

漆が使われるようなっていくのはその後からです。

塗料としての性能から、数千年以上使われていくことになります。
漆は日本の文化として定着し、建物や家具、食器、小物にまで使われました。

文化財や国宝などにも使われているのは、ご存知の通りです。

西洋ペイントの台頭

現在使われている油性塗料が伝わったのは江戸時代とされ、その利便性や施工性から広がっていったそうです。
明治に入り、海軍による塗装工場ができると西洋ペイントは更に広がっていきました。

漆や、柿渋は、西洋ペイントが台頭することで、徐々に使われなくなっていきました。

国産漆の現状

現代のインテリアに使用してもおしゃれな漆

1940年代前半に1000t近く輸入されたいた漆も、現在では100tを切る程、使用量が減少しています。

現在、漆の生産量と輸入量を比較すると、海外からの輸入量が100t未満、国産漆の生産量は1トンを切っていて、海外の漆に頼らぜるを得ない状況となっています。
漆の使用量が減少していくことで、日本の文化の一つでもあった技術が失われていってしまうのではと危惧されています。

しかし、近年の自然志向や環境問題への意識の高さからか、漆や柿渋などが見直され、住宅内装材などへの採用が増えていっているようです。

今後、漆や柿渋の採用がますます増えていけば良いですね。

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霜鳥裕達
hirotatsu shimotori 一級内装仕上げ施工技能士/長野を愛し、長野を良くしていきたいとの思いから、長野の記事など書いてます。皆様の目にとまるよう、内容を充実させていきます。記事を通して長野の活性化につながれば幸いです。

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