栗や北斎で有名な小布施町の芸術スポットとは!?

栗や北斎で有名な小布施町の芸術スポットとは!?

岩松院

小布施で芸術と言えば、まず葛飾北斎が上げられます。
町中から少し離れた小高い山の上に岩松院という寺院があります。

ここの本堂の天井に大きな北斎直筆の天井画があります。
その大きさは21畳もあり、絵の題材は八方睨みの鳳凰です。
どの角度から見ても鳳凰の鋭いまなざしが見る人を圧倒します。
鳳凰は空想上の鳥ですが、優しいまなざしというイメージがあります。
しかし、この鳳凰はまるで人の心を見透かすような迫力があります。

また、その色彩も160年以上も前に描かれたとは思えないほどの鮮やかさです。
しかも北斎が高齢になってからの作といいますから、絵への執念のようなものすら感じられます。
それが絵の力強さにもでているのかもしれません。軽く通り過ぎずじっくりと見ていたい天井画です。

北斎館

さて、町中へ戻り北斎館へ行ってみましょう。
もちろんここも北斎一色です。
北斎は小布施が大変好きだったようで何度も訪れています。

館内には、北斎が天井絵を描いた大きな祭りの屋台が展示されています。
二つの屋台があり、その絵の題材は女波と男波です。
今にも、波のしぶきがかかりそうな錯覚さえ覚えます。

北斎の浮世絵はいろいろな所で見ることができますが、肉筆はなかなか見られません。
北斎館の天井絵はそんな貴重なものでもあるのです。

また、館内には他の肉筆画や版本などが展示されています。
これほど北斎に触れられる場所は他ではないことでしょう。
また、浮世絵のような版画による絵はどのように作られるかという展示もあり、実際に使われていたと同じ版木が展示されています。
映像による北斎の紹介もありますので、ここもじっくり見学したい場所です。

髙井鴻山記念館

北斎館のほど近くに髙井鴻山記念館があります。
北斎が小布施を訪ねたのは、髙井鴻山に会うためだったいいます。
また、北斎の経済的な支援者でもあったようです。

髙井鴻山記念館

出典:http://www.obusekanko.jp/index.php

この記念館では、北斎が下絵を描き、鴻山が書き上げた「象と唐人図」という四曲屏風があります。
北斎が小布施に来たからこそ実現した作品の一つと言えるでしょう。
また、この記念館では鴻山の描いた妖怪画を展示することがあります。

常設ではないのが残念ですが、機会があったなら是非見ておきたいものです。
奇妙な形の妖怪がお酒を飲んだり書画会を開いたりしています。
水木しげるさんの世界に近いもので、怖いと言うよりは可愛いという妖怪立たちです。
小布施で江戸後期の芸術に浸る一日も良いものでしょう。

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しろくまくん
この記事はしろくまペイントが編集・監修しました。

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